2026/03/31 19:56
ご覧いただきまして誠にありがとうございます。カツミ製:EF65-1118号機(レインボー)が入場しております。
■ご依頼内容
・前面のワイパーの変形(1・2共に)
・前面ガラスの傷除去
・エンド標記の手直し(こちらはご発送前にユーザー様にて修正済)
・前照灯上部の塗装剥がれ
・屋根上の塗装剥がれ
・前照灯および尾灯のLED化
以上となります。

▲ワイパー変形を確認

▲前面ガラスの傷を確認

▲前照灯上部の塗装剥がれ
▲屋根上関係の塗装剥がれを確認(画像は一部分)
以上となります。
ここからは私が気になった点をピックアップしてまいります。(修繕作業の有無はご依頼者様にご検討いただきます)
①パンタグラフのリフレッシュ


▲パンタグラフの状態
1・2共にパンタグラフにも使用感がでており,スリ板部分のリフレッシュ(研磨・下地塗装・保護塗装)にて新品同様に仕上げる事が可能です。また,碍子についても交換または塗装を推奨致します。製造が2006年なので分解により割れる可能性がありますが,割れなかった場合は塗装にて「黄色」から「白色」にする事が可能です。
②車体白帯部分の塗装修理

▲白帯部分に凹みを確認
数か所ですが塗膜剥がれによる凹みを確認しております。パテ修理にて修正を致します。この作業時に各部の標記(P/Sn)やエンド標記なども修正を実施致します。(接着剤はみだしなどの修正)
③銘板のリフレッシュ


▲銘板の取付状態
各部の銘板ですが接着剤のはみ出しにより見た目が少々気になります。接着剤やバリを除去し必要に応じて再塗装を行う事でメーカー水準並みの仕上がりになるかと思います。
④台車など足回りのリフレッシュ

▲台車枠の塗装剥がれ
こちらも使用感が出ている状態です。再塗装によりリフレッシュが可能な他,製品は艶なしブラックですが半艶や艶有りなどに変更もする事が可能です。個人的には車体が艶がある状態なので「半艶」のブラックを塗装するのも良いかと思います。(施工時は,台車やスカートのブラックなど…足回り全てをリフレッシュする予定です)
以上でございます。箇条書きしますとコチラの内容となります。
①パンタグラフのリフレッシュ
②車体白帯部分の塗装修理
③銘板のリフレッシュ
④台車など足回りのリフレッシュ
パッと見て変化が分かる作業だと①③を追加でおすすめしております。この先,末永くお楽しみいただく予定でございましたらすべてをおすすめ致しますが,ご予算の事もあるかと思いますのでお気軽にご相談下さい。
それでは作業後をお楽しみに…。
★2026年07月17日 更新
大変お待たせを致しました。作業が完了しましたので,まずはオーダーをいただきました作業より掲載致します。
■前面のワイパーの変形(1・2共に)および前面ガラスの傷除去


車体にはクリア塗装を実施する為に全ての窓は一度取り外しを行いました。前面ガラスにあった傷取りや他のガラスに関しても一度クリーニングを行っております。(2006年製造ですがゴム系接着剤は生きていました)
ワイパーに関しても新品へ変更しています。画像の通り,アームの下にブレード(拭きゴム)が来ており,リアルな形状となっています。
■エンド標記や各標記,銘板類の修正






銘板類は一度取り外しを行いバリ除去を行いました。側面の車号銘板は白色の発色が悪く,見た目的に少し浮いた感じでしたので白色をタッチアップしております。(前面の車号銘板は入場時のまま)
標記類は他者製インレタにて標記をしています。(標記変更をしやすくするために,クリア後に行っております。触れないようにお願い致します)
■前照灯上部の塗装剥がれ,屋根上の塗装剥がれの修理








今回はパテ修理を実施しました。下地は金属製なので目の荒い紙やすりで足付けし(このあたりは車の板金を参考にすると良いかと思います),金属プライマーを塗布しております。
塗膜の厚さは比較的薄い状態でしたので,サフ(サーフェーサー)を筆塗りしてサフ層を構成。その後は複雑な形状に合わせる形で下地を作りました。
赤色は調合塗料です。発色の鈍い赤だと塗膜数も増えてしまうので,発色が強いものから引き算をするような形で調合をしております。
後述の白帯修繕まで作業を完了した後,クリア塗装を実施しています。プラ製は「半光沢」が違和感のない良い状態になりますが,金属製は「光沢」を選択しています。とにかく艶を出すとそのフォルムはプラ製では味わえない,非常に高級感のあるモデルになります。
これは写真では伝わらないものなので,お手に取ってご体感いただければ幸いです。
※車体は光沢クリアを採用していますが,屋根関係は半光沢を採用し若干ですが光沢具合に変化を設けております。
■前照灯および尾灯のLED化



▲電球式

▲LED式
前照灯及び尾灯のLED化を実施しました。(両方とも電球色LEDを使用しています)純正基板よりLEDを追加するとなると「抵抗」を組み込む必要がありますのでチップ抵抗を組み込んでいます。
しかし特性上,前照灯点灯時に若干ではございますが尾灯がチラつく事がございますので(基板新規設計しか対応ができないためご了承下さい),尾灯レンズ本体にクリアレッドを2層入れてあります。
レンズ本体を暗くしておりますが,砲弾型LEDは前方向を力強く照らす特性がありますから,通常点灯時(尾灯点灯時)は違和感なくお楽しみいただけると思います。
この他,私からご提案させていただきました修繕作業についてご案内を致します。
①パンタグラフのリフレッシュ
②車体白帯部分の塗装修理
③銘板のリフレッシュ(前述にご案内済)
④台車など足回りのリフレッシュ


▲パンタグラフのリフレッシュ
各部再塗装をしており,少し経年劣化を感じる状態だった部品も綺麗になっております。


▲白帯塗装修繕
塗膜の凹みがあった部分もパテ修理にて修繕しております。(白帯マスキングラインは純正位置としています)




▲台車など足回りのリフレッシュ
台車枠,スカート,スノープロウ,解放手すりなどは再塗装を実施致しました。各部で使用した塗料の特性を生かし,クリア保護は行っておりません。(クリア塗装を行うと違和感のある見た目となってしまうため)
以上となります。
時間を要してしまい大変申し訳ございませんでした。写真では伝わらない部分もあるかと思いますが,ひとまず画像にて仕上がり具合をご確認いただければ幸いです。



