2026/02/03 16:38
ご覧いただきありがとうございます。エンドウ製のEF200が入場して参りました。
▲本日入場した車両達

▲EF200-1号機
ご依頼内容としては前面の掛け金具の取り付けとなります。現車確認をしまして,以前お話をさせていただいた通りエッチングパーツを塗装しステップ上部に固定をする予定でございます。
現車確認をしていくうえで気になる箇所を発見しましたので,このあたりをどうしていくか…のご相談になります。
■車体
塗装剥がれについて
車体の裾部分に塗装剥がれをいくつか確認しました。







<処置>
・下地処理後に本塗装をする事で修理が可能です。
■台車枠の塗装剥がれについて
全体的にエッジの部分が剥がれており,下地が見えている状態です。

<処置>
・分解後に下地処理を実施,近似色(なければ調色)にて再塗装を実施する事で修理が可能です。
■パンタグラフ下降不可について



スリ板(舟体)部分の中に天井管と言われる一本の棒があり,この部分に鈎外しのフックが接触する事でパンタグラフの下降を維持するのですが,鈎外しパーツが曲損しており下降状態での固定が不可となっています。(両パンタ。一部は塗装剥がれあり)
<処置>
・鈎外しパーツ曲損部分については無償にて手直しをしますが,パンタグラフの再塗装の有無をお知らせ下さい。
■前面ワイパーパーツについて



実車のワイパーは黒色かと思いますので黒色にて塗装を行う事でよりリアルになるかと思います。(再塗装の際はブレード部分を折り曲げます)
また,前面ガラスに傷がございますので,ワイパー取り外し後にクリーニング(傷取り)を行うと綺麗になります。
<処置>
・ワイパーパーツ折り曲げおよび再塗装を実施する事でよりリアルになります。
・ガラスパーツ(おそらく塩ビ)のクリーニングを実施する事で傷がなくなります。
以上となります。
(続く…)
■2026年02月28日 更新

作業が完了となり各部の画像を掲載して参ります。(ホコリが付着している場合がございますが,撮影時についたものです。ご了承下さい)
まずは掛け金具の取り付け状態についてです↓↓

ステップ部分に取り付けを行っています。ロスト製のスカートパーツがくる=その分奥行が出るので,分解してみると分かるのですが,結構ステップギリギリの位置に取り付けを行っています。強度を考えると少し奥まった位置に取り付けるのがベストですが,ここは見た目を優先に施工させていただきました。
この他は塗装修理となります。まずは車体よりご案内致します。











作業内容ですが,剥がれている部分の足付け(ヤスリ研磨)をしてプライマー塗装。乾燥後にサーフェーサーを塗装し研磨を行いました。
ご存じの通り,車体下部の裾部分には「しぼり」があり曲面になっている事から研磨作業は慎重に行い凹凸のない状態としました。
本塗装は調合塗料になります。下部より塗装を始めて次第にぼかしを入れていきます。どうしてもズバリ同じ塗料を作る事は難しいため,このような工程となります事をご了承下さい。
本塗装が完了したら検査を行い,ごみの付着がなければクリア塗装となります。
ホワイト部分のみを残すイメージでマスキングを行いクリア塗装としていましたが,前面ガラスの傷研磨作業がある関係上ガラスパーツを取り外しますので,せっかくなので全てのガラスを取り外して全体のクリア塗装としました。

前面のロスト部分には傷(下地を改善しないと消えない。気にしなければ問題はない程度です)がありましたが,クリア層を設ける事で以前より目立たなくなったかと思います。
続いては下廻りです。






側面から見た様子でございます。
作業としましてはまずは全て分解をしました。各パーツを一度洗浄を行い,こちらもプライマー塗装を実施。
グレーであれば似たような塗料があるだろうと思いましたが見つからず…こちらも調合塗料にて塗装を行いました。車輪は側面のみを塗装しております。画像の銀色部分も塗装する事は可能なのですが,車重がある事や調合塗料での塗装により手直しが大変という観点から塗装はしない方向としています。ご了承下さい。
基本作業ではございますが車軸部分や中間台車の梁部分。摺動面には接点グリスなどを塗布しております。


お腹の部分はこんな感じで仕上がりました。床下系統が綺麗なのはやっぱり良いですね。
下廻りは以上となります。最後はWPやパンタ類です。

付属のWPに塗装を行い,前面ガラスの傷も研磨作業にて除去しております。WPをきっちりと固定してしまうとなんらかの理由で動いた際,固定部分の塗膜に悪さをする事もあるのでUVレジンにて固定しています。
固定と言っても落ちない程度に取り付けている程度でございます。
前後しますが誘導員手すりなども塗装剥がれの手直しも行っています。ちょっとした所ですが前面も引き締まった気がします。(自己満です)


パンタグラフは剥がれていた部分をヤスリ修正&鈎外しの位置修正を行い,スリ板部分をマスキング→プライマー塗装→本塗装をしました。
※画像にホコリが付着していますが除去しています。
作業は以上となります。

年数が経過している製品なので少し目立つ部分が出ていた車両ですが,こうして作業を終えると生まれ変わった姿になった気がします。
ブラスモデルのずっしりとした重さの余韻に浸りながらこの記事を書かせていただきました。
ご依頼をいただきありがとうございました。
Wing
